先日、YouTubeの東映特撮チャンネルで配信されている劇場版『宇宙からのメッセージ』を、公開時の映画館以来に見てしまいました。
薄れていた記憶が上書き更新されてしまったのは、はたしてよかったのか悪かったのか(^^;
(にしても、東映チャンネルの無料配信はなかなか太っ腹でうれしい!)
そしてその流れで、野田昌宏版のノベライスを本棚から出してきて再読してしまいました。

初版は1978年、映画同様に33年ぶりの再読です。
Amazonマーケットプレイス→ 宇宙からのメッセージ (1978年) (角川文庫)
ノベライズと行っても、基本的な設定の一部や登場人物などのネーミングが同じなだけで、映画とはストーリーは別物だったりします。
登場人物で映画版の設定を一番残している(イメージがほぼ同じ)なのは、ガルダ将軍くらい。
そんなわけで、8割がたは野田昌宏オリジナルのスペオペといってもいい感じで、すっかり楽しんでしまいました。
舞台の世界設定も、「東銀河連邦」「星湖」「星河原」などは、後に出る『銀河乞食軍団』(1巻初版は1982年)と共通しています。
で、その世界設定が共通していることは憶えていたんですが、主人公シローの台詞の中に「ムックフォッファ船長」ってのが出てきてたのには、今回読み返してみて気づきました。
(それとは別に出てくる「星海運輸」は「星海企業」とは別物かな?)
あと、異次元への穴のイメージも、後の『銀河乞食軍団』に繋がるなぁと。
『銀河乞食軍団』は合本の新装版が刊行中ですが、番外編みたいな形でこの『宇宙からのメッセージ』が収録されたりは……されないかなぁ?
『銀河乞食軍団』といえば、鷹見一幸のスピンオフ・シリーズは未読なんだけど、この機会に読んでみようかな。
薄れていた記憶が上書き更新されてしまったのは、はたしてよかったのか悪かったのか(^^;
(にしても、東映チャンネルの無料配信はなかなか太っ腹でうれしい!)
そしてその流れで、野田昌宏版のノベライスを本棚から出してきて再読してしまいました。

初版は1978年、映画同様に33年ぶりの再読です。
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ノベライズと行っても、基本的な設定の一部や登場人物などのネーミングが同じなだけで、映画とはストーリーは別物だったりします。
登場人物で映画版の設定を一番残している(イメージがほぼ同じ)なのは、ガルダ将軍くらい。
そんなわけで、8割がたは野田昌宏オリジナルのスペオペといってもいい感じで、すっかり楽しんでしまいました。
舞台の世界設定も、「東銀河連邦」「星湖」「星河原」などは、後に出る『銀河乞食軍団』(1巻初版は1982年)と共通しています。
で、その世界設定が共通していることは憶えていたんですが、主人公シローの台詞の中に「ムックフォッファ船長」ってのが出てきてたのには、今回読み返してみて気づきました。
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あと、異次元への穴のイメージも、後の『銀河乞食軍団』に繋がるなぁと。
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『銀河乞食軍団』といえば、鷹見一幸のスピンオフ・シリーズは未読なんだけど、この機会に読んでみようかな。
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古き良きスペオペを現代によみがえらせた……みたいな煽り文句にちょっと期待して購入。
人類初の超光速宇宙船がジャンプした先は、多くの様々な異星人達が覇権を競い合っている馬鹿でっかい宇宙の闘技場(かなり特殊な作りの閉鎖空間とそれが集まった亜空間?)だった。
主人公達はそこで、さまざまな異星人達と同盟結んだり敵対したりしてサバイバルしながら、地球帰還を目指す。
って感じのお話……大雑把ですが。
ノリはまさにスペオペ娯楽作。
そういった意味では、それなりに楽しかったです。
上下2巻はちょっと長いかなぁ……、とくに上巻はもうちょっと展開早くても良いかなぁ……とおもったけど、でも最後まで退屈せずには読めたし。
いかにもスペオペな非ヒューマノイドの異星人がいろいろ出てくるのもうれしいし(^^
ただ、舞台となるアリーナの設定が、あまりに人工的……というかゲーム的過ぎるのが、ちょと僕の好みとは違った。
スペオペにはご都合主義がつきものだし、それによってお話がストレートで面白くなるってのはあるんだけど、このアリーナはいろいろ万能すぎるというか、都合良すぎる(主人公達にとっては都合悪いこともいっぱいあるんですが)というか。
あと、なんていうか、スタジオセットだけで撮影した映画っぽい感じとでもいうんでしょうか?
設定のスケールは大きいんだけど、その世界内での登場人物の行動範囲があまり広くないように感じちゃうみたいな。
ただその設定の人工的ゲーム的な部分は、好きな人もけっこういそう。
てか、まだ今回のこのお話だけじゃこの世界設定が活かされ切れていないような気がするし(個人的にはスフィアの外の空気のある宇宙空間?の舞台に興味があったり)、作者は続編を書く気マンマン(解説によると)だそうなので、一応は続編に期待ってことで。