※2012年2月4日 追記あり
概容
静止している状態でも微妙に体が動いている揺らぎの擬似的再現が目的のボーンです。
PMDエディタでモデルにインポートして使用します。
特徴
最小のキーフレームで連続する揺れを再現します。
キーを打つのは、カットの最初と最後の2フレームだけです。
シンプルな構造です。
IKやMMDエンジンを使用せず、多段ボーンと回転連動(付与親)の昨日で動作します。
アイデア自体は、澪姉さんの【ニコニコ動画】自動揺らぎモーフ搭載モデルv0.3aにインスパイアされたものです。
似たような機能を少し別のアプローチから、自分にとっての使いやすく汎用性がありそうなギミックとして作ってみたものです。
■モデルへの組み込み方法
プラグインを作っていただいたので、そちらを使って簡単に組み込めるようになりました。
以下のページからプラグインを入手出来ます。
Q-monの公開ファイル | uploader.jp
http://ux.getuploader.com/qmonPublic/
手動で追加する場合は、以下の手順で行ってください。
【1】PMDエディタに組み込むモデルを読み込む。
【2】立ちくらみボーン.pmd(pmx) をドラッグ&ドロップする。※[○追加]のラジオボタンをチェック。
【3】ボーンリストの末尾に追加されたボーン(pmd版は6個、pmx版は4個)を、順番を変えずにセンターボーン直後に移動する。
【4】センターが親になっているボーン(標準モデルなら上半身と下半身)の親を、追加された一番下のボーン(pmd版は「揺れ」、pmx版は「揺れ幅2」)に変更する。
※注意点:モデルによってセンターを親にしているボーンが別の場合があります。例:グルーブボーン、腰ボーン等。
【5】名前を付けて別名で保存する。
■組み込んだモデルでの使い方
以下、20秒(600フレーム)のカットの例で説明します。
◆単純な円運動
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動して登録。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
◆単純な楕円運動(または直線運動)
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動して登録。
• 0フレームで「揺れ幅2」ボーンをX方向に少し移動して登録。
※揺れ幅1と2の移動距離を同じにすると、左右の直線移動の揺れになります。また、それぞれZ軸移動にすると、前後の揺れになります。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
◆揺らぎっぽい、ふらふらゆらゆらした動き
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動し、わずかにZ軸回転して登録。
• 0フレームで「揺れ幅2」ボーンをX方向に少し移動し、「揺れ幅1」と逆方向にわずかにZ軸回転して登録。
※この場合Z軸回転だと前後にゆらゆらします。X軸回転だと左右にくねくねします。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
★PMX版専用に「揺れ幅1」「揺れ幅2」ボーンの設定を、表情操作できるようにする追加のボーンモーフを作りました。
PMX版プラグインがモーフに対応しました。
プラグインは上の「モデルへの組み込み方法」にあるリンク先から入手できます。
手動での追加は、以下の手順でできます。
【1】立ちくらみボーンPMX版 追加モーフ(csvファイル)をダウンロードする。
【2】PMDエディタに立ちくらみボーン組込済みPMXモデルを読み込む(または、モデルにPMX版立ちくらみボーンをインポートする)。
【3】「モーフ」タブのリスト上で右クリック、「CSVファイルから追加/更新」で、ダウンロードした「Shake_Bone_v1_2_pmx_morph.csv」を読み込む。
【4】「表示枠」タブの[表情]に、読み込まれた4つのモーフ「左右ユラユラ」「前後ユラユラ」「左右クネクネ」「前後クネクネ」を追加する。
【5】名前を付けて別名で保存する。
★PMX版追加モーフの説明
上記「組み込んだモデルでの使い方」の説明における、0フレームでの「揺れ幅1」「揺れ幅2」の調整・登録を、表情操作のスライダで出来るようになります。
以下のボーン操作に相当するボーンモーフです。
• 「ユラユラ」 揺れ幅ボーンの移動。
• 「クネクネ」 揺れ幅ボーンの回転。
◆応用
0フレームでの「揺れ幅1」「揺れ幅2」移動方向と距離、回転軸と回転方向、角度の組み合わせで、いろいろな動きができるのではないかと思います。
「揺れ速度」の角度を100倍にして回転を作っているので、単純計算で「揺れ速度」を3.6度回すと、揺れがストロークになります。
計算して数値入力を使えばBPMに合わせることも可能かもしれません。
※BPMに合わせてリズムをとることに特化した「オートグルーブボーン」を作成しました。
• 【MMDモデル】オートグルーブボーン
■使用条件
改造・転載、再配布、すべて自由です。
ただし、このボーン使用で発生した問題の責任は負いかねます。
自己責任でモデルに組み込んでご使用下さい。
DOWNLOAD
2011/11/24 v1.2 名称を「立ちくらみボーン」にして正式公開。
※配布セットには、モデルにインポートして使用するボーンのみのpmd/pmxの他に、見本として組み込み済みのMMD標準MEIKO、弱音ハク(解説動画で使用したもの)を同梱しました。
ただし、組み込み済み見本モデルはあくまで動作確認用なので、目のテクスチャは入っていません。
DOWNLOAD
2012/01/24 PMX版用 追加モーフ(csvファイル)
【追記】
「Windows 100% 2012年 02月号」
のMMDのページで立ちくらみボーンを紹介していただきました。
概容
静止している状態でも微妙に体が動いている揺らぎの擬似的再現が目的のボーンです。
PMDエディタでモデルにインポートして使用します。
特徴
最小のキーフレームで連続する揺れを再現します。
キーを打つのは、カットの最初と最後の2フレームだけです。
シンプルな構造です。
IKやMMDエンジンを使用せず、多段ボーンと回転連動(付与親)の昨日で動作します。
アイデア自体は、澪姉さんの【ニコニコ動画】自動揺らぎモーフ搭載モデルv0.3aにインスパイアされたものです。
似たような機能を少し別のアプローチから、自分にとっての使いやすく汎用性がありそうなギミックとして作ってみたものです。
■モデルへの組み込み方法
プラグインを作っていただいたので、そちらを使って簡単に組み込めるようになりました。
以下のページからプラグインを入手出来ます。
Q-monの公開ファイル | uploader.jp
http://ux.getuploader.com/qmonPublic/
手動で追加する場合は、以下の手順で行ってください。
【1】PMDエディタに組み込むモデルを読み込む。
【2】立ちくらみボーン.pmd(pmx) をドラッグ&ドロップする。※[○追加]のラジオボタンをチェック。
【3】ボーンリストの末尾に追加されたボーン(pmd版は6個、pmx版は4個)を、順番を変えずにセンターボーン直後に移動する。
【4】センターが親になっているボーン(標準モデルなら上半身と下半身)の親を、追加された一番下のボーン(pmd版は「揺れ」、pmx版は「揺れ幅2」)に変更する。
※注意点:モデルによってセンターを親にしているボーンが別の場合があります。例:グルーブボーン、腰ボーン等。
【5】名前を付けて別名で保存する。
■組み込んだモデルでの使い方
以下、20秒(600フレーム)のカットの例で説明します。
◆単純な円運動
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動して登録。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
◆単純な楕円運動(または直線運動)
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動して登録。
• 0フレームで「揺れ幅2」ボーンをX方向に少し移動して登録。
※揺れ幅1と2の移動距離を同じにすると、左右の直線移動の揺れになります。また、それぞれZ軸移動にすると、前後の揺れになります。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
◆揺らぎっぽい、ふらふらゆらゆらした動き
• 0フレームで「揺れ幅1」ボーンをX方向に少し移動し、わずかにZ軸回転して登録。
• 0フレームで「揺れ幅2」ボーンをX方向に少し移動し、「揺れ幅1」と逆方向にわずかにZ軸回転して登録。
※この場合Z軸回転だと前後にゆらゆらします。X軸回転だと左右にくねくねします。
• 600フレームで「揺れ速度」ボーンをY軸回転して登録。
• 再生
★PMX版専用に「揺れ幅1」「揺れ幅2」ボーンの設定を、表情操作できるようにする追加のボーンモーフを作りました。
PMX版プラグインがモーフに対応しました。
プラグインは上の「モデルへの組み込み方法」にあるリンク先から入手できます。
手動での追加は、以下の手順でできます。
【1】立ちくらみボーンPMX版 追加モーフ(csvファイル)をダウンロードする。
【2】PMDエディタに立ちくらみボーン組込済みPMXモデルを読み込む(または、モデルにPMX版立ちくらみボーンをインポートする)。
【3】「モーフ」タブのリスト上で右クリック、「CSVファイルから追加/更新」で、ダウンロードした「Shake_Bone_v1_2_pmx_morph.csv」を読み込む。
【4】「表示枠」タブの[表情]に、読み込まれた4つのモーフ「左右ユラユラ」「前後ユラユラ」「左右クネクネ」「前後クネクネ」を追加する。
【5】名前を付けて別名で保存する。
★PMX版追加モーフの説明
上記「組み込んだモデルでの使い方」の説明における、0フレームでの「揺れ幅1」「揺れ幅2」の調整・登録を、表情操作のスライダで出来るようになります。
以下のボーン操作に相当するボーンモーフです。
• 「ユラユラ」 揺れ幅ボーンの移動。
• 「クネクネ」 揺れ幅ボーンの回転。
◆応用
0フレームでの「揺れ幅1」「揺れ幅2」移動方向と距離、回転軸と回転方向、角度の組み合わせで、いろいろな動きができるのではないかと思います。
計算して数値入力を使えばBPMに合わせることも可能かもしれません。
※BPMに合わせてリズムをとることに特化した「オートグルーブボーン」を作成しました。
• 【MMDモデル】オートグルーブボーン
■使用条件
改造・転載、再配布、すべて自由です。
ただし、このボーン使用で発生した問題の責任は負いかねます。
自己責任でモデルに組み込んでご使用下さい。
DOWNLOAD
2011/11/24 v1.2 名称を「立ちくらみボーン」にして正式公開。
※配布セットには、モデルにインポートして使用するボーンのみのpmd/pmxの他に、見本として組み込み済みのMMD標準MEIKO、弱音ハク(解説動画で使用したもの)を同梱しました。
ただし、組み込み済み見本モデルはあくまで動作確認用なので、目のテクスチャは入っていません。
DOWNLOAD
2012/01/24 PMX版用 追加モーフ(csvファイル)
【追記】
「Windows 100% 2012年 02月号」
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