
•『お宝発掘! ナンシー関』
最後の単行本と銘打たれた、初収録コラム集。
•『評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」』
横田増生による評伝。
ナンシー関のコラムは、本当に大好きで影響を受けた。
年齢もまさに同世代というのもあってよけいに、その死はショックだった。
そして、ナンシー関が斬ってくれないと、これから世の中どうなっちゃうんだ……みたいな。
なんかもやもやしたものが、ナンシー関が言語化してくれることで、気付かされ明確になることがあまりに多かった。
世の中にたいする見かたが、ナンシー関にかなり依存してしまっていた自分、痛感した。
ナンシー関が愛したテレビはさらに堕落していて、それにかわってネットメディアがここまで大きくなってきている。
ナンシー関が生きていた頃には考えられないほど、芸能人もネットで進出していて、ブログやツイッターなどで発信している。
「炎上」なんて概念、ナンシー関の生きていた頃は無かった気がする。
あと、先日も大騒ぎしていたAKBの総選挙とか、いろいろ(^^;
言ってもしょうがないことだけど、ナンシー関が生きていたら、今のこの状況をどのように評しただろうか?
なんて、思ってしまうわけです。
あれから10年、次から次に話題になる様々な事柄に、ナンシー関が生きていたら……と、思ってしまうことが多い。
「心に一人のナンシーを」
とても僕には、ナンシー関のような鋭い見方や、的確な言語化はできないけれど、でも、ぼくなりに、ナンシー的な視線は忘れないで意識していたいと思う、これからも。

僕の本棚のナンシー関コーナー(^^;
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